Borracho (酔っ払い)9
フラメンコの発表会前日の事。
それまで練習曲でしかレッスンしていなかった私たちは
リハの曲を聴いてぶっ飛んだ。
入り方がわからない!
この曲で踊れない!
東京から来ている有名なギーターリストさま、カンテさま(歌い手)、パルマさま(手拍子)
の目の前で、同じお教室の先輩方の目の前でとんだ赤っ恥。
あまりにもひどいセビジャーナス。
セビジャーナスってのは日本の盆踊りみたいな、いろんな曲がある。
それにしても前日って(泣)
先生は「大丈夫よ~」って優しく微笑んでる。
絶対に大丈夫じゃないから!
Rちゃんのママは引っ越していたので我が家に泊まることに。
リハの帰り
「何か食べていく?=飲んでいく?」
という事になり居酒屋に寄りこんだ。
「ビール少しだけね」
疲れていたのか、発表会前日のプレッシャーからなのか
つい飲みすぎた。
ビールをしこたま飲んだ後、スペインワインがある事に気がついた私たちは
律儀に1本ずつ空け。
「早く帰って練習しないとね」
そんな言葉は一体どこに?
そろそろやばいとタクシーに乗り込んだものの
自宅の手前にあるEちゃんの家の前で降りるとぐずる。
「12時過ぎてるからやめようよ」
止める私なんて気にしない。
あ。彼女とお酒の相性の事忘れてた(おそっ)
「お世話になっている人にご挨拶ぅ~」
酔っ払いらしい大きな声で
「Eちゃ~~ん 帰ってきたよぉ~」
Eちゃんのご主人は地元ではちょっと有名なアナウンサー
明日から付き合い方考えられちゃうんだろうな(涙)
気が付いた時には無様に転んでいるRちゃんのママが居た。
まるでいつもの私?
タイツはビリビリ、膝からも出血してる。
結局家に帰って練習もしないままベッドに倒れこんで寝た。
発表会の結果?
それは聞かないお約束~
教訓:飲む相手は真面目に吟味しようね己